夏目漱石俳句集 <五十音順> ほ


夏目漱石俳句集


<五十音順>





ほう 抱一の芒に月の円かなる 2276
抱一は発句も読んで梅の花 1544
法印の法螺に蟹入る清水かな 1960
法橋を給はる梅の主人かな 1549
紡績の笛が鳴るなり冬の雨 1004
宝丹のふたのみ光る清水かな 1949
帽頭や思ひがけなき岩の雪 1467
眸に入る富士大いなり春の楼 1505
棒鼻より三里と答ふ吹雪哉 1494
髣髴と日暮れて入りぬ梅の村 1575
蓬莱に初日さし込む書院哉 1503
ほお ホーと吹て鏡拭ふや霜の朝 1758
ほき ほきとをる下駄の歯形や霜柱 1815
ほけ 木瓜咲くや筮竹の音算木の音 1132
木瓜咲くや漱石拙を守るべく 1091
木瓜の花の役にも立たぬ実となりぬ 1656
木瓜の実や寺は黄檗僧は唐 2355
ほし 干網に立つ陽炎の腥き 523
干鮎のからついてゐる柱かな 1407
星飛ぶや枯野に動く椎の影 1008
星一つ見えて寐られぬ霜夜哉 302
ほす 穂すゝきに賛書く月の団居哉 2487
ほそ 細き手の卯の花ごしや豆腐売 287
細眉を落す間もなく此世をば 26
ほた 榾の火や昨日碓氷を越え申した 487
蛍狩われを小川に落しけり 13
牡丹剪つて一草亭を待つ日哉 2442
ほつ 発句にもまとまらぬよな海鼠かな 2526
ほと 仏かく宅磨が家や梅の花 1375
仏画く殿司の窓や梅の花 1536
仏焚て僧冬籠して居るよ 1051
仏には白菊をこそ参らせん 907
仏より痩せて哀れや曼珠沙華 2143
時鳥あれに見ゆるが知恩院 149
時鳥馬追ひ込むや梺川 517
時鳥折しも月のあらはるゝ 184
時鳥厠半ばに出かねたり 1932
時鳥たつた一声須磨明石 179
郭公茶の間へまかる通夜の人 1166
時鳥名乗れ彼山此峠 186
時鳥物其物には候はず 288
時鳥弓杖ついて源三位 289
ほね 骨の上に春滴るや粥の味 2183
骨許りになりて案山子の浮世かな 2195
ほの ほのぼのと舟押し出すや蓮の中 1939
ほのめかすその上如何に帰花 342
ほは 帆柱をかすれて月の雁の影 2013
ほら 法螺の音の何処より来る枯野哉 2037
ほろ ほろ武者の影や白浜月の駒 315
ほん 奔湍に霰ふり込む根笹かな 1491
本堂は十八間の寒さ哉 380
本堂へ橋をかけたり石蕗の花 322
煩悩の朧に似たる夜もありき 1518
煩悩は百八減つて今朝の春 162
盆梅の一尺にして偃蹇す 1622
雪洞の廊下をさがる寒さ哉 529
本名は頓とわからず草の花 1724
本来の面目如何雪達磨 376
本来はちるべき芥子にまがきせり 1880


  

Copyright(C) まさじ (Masaji) 2009-

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