夏目漱石俳句集 <五十音順> な


夏目漱石俳句集


<五十音順>





なあ なある程是は大きな涅槃像 1093
ない 内陣に仏の光る寒哉 2320
なか 長からぬ命をなくや秋の蝉 2521
長かれと夜すがら語る二人かな 1388
永き日やあくびうつして分れ行く 785
永き日や韋駄を講ずる博士あり 555
永き日や動き已みたる整時板 1923
永き日や頼まれて留守居してゐれば 2354
永き日や徳山の棒趙州の払 668
永き日を順礼渡る瀬田の橋 558
永き日を太鼓打つ手のゆるむ也 1369
長き夜や土瓶をしたむ台所 1411
長き夜を煎餅につく鼠かな 1295
長き夜を唯蝋燭の流れけり 58
長き夜を平気な人と合宿す 1282
長き夜を我のみ滝の噂さ哉 252
長けれど何の糸瓜とさがりけり 904
長崎で唐の綿衣をとゝのへよ 1766
仲仙道夜汽車に上る寒さ哉 377
就中うましと思ふ柿と栗 1735
就中大なるが支那の団扇にて 853
就中高き桜をくるりくるり 1154
就中竹緑也秋の村 2201
なき 亡骸に冷え尽したる煖甫哉 368
鳴き立てゝつくつく法師死ぬる日ぞ 1248
亡き母の思はるゝ哉衣がへ 283
なき母の忌日と知るや網代守 361
なき母の湯婆やさめて十二年 453
鳴きもせでぐさと刺す蚊や田原坂 1204
なく 鳴く蛙なかぬ蛙とならびけり 2507
鳴く事を鶯思ひ立つ日哉 732
鳴くならば満月になけほとゝぎす 38
鳴く雲雀帝座を目懸かけ上る 608
なこ 奈古寺や七重山吹八重桜 752
なさ 情けにはごと味噌贈れ冬籠 382
なす 薺摘んで母なき子なり一つ家 747
なた 菜種打つ向ひ合せや夫婦同志 1209
菜種咲く小島を抱いて浅き川 1151
なつ なつかしき土の臭や松の秋 2106
なつかしの紙衣もあらず行李の底 1821
なつかしむ衾に聞くや馬の鈴 1495
夏来ぬとまた長鋏を弾ずらく 1205
夏草の下を流るゝ清水かな 2510
納豆を檀家へ配る師走哉 484
夏の月眉を照して道遠し 1866
夏痩せて日に焦けて雲水の果はいかに 855
夏痩の此頃蚊にもせゝられず 187
なて 撫子に病閑あつて水くれぬ 1223
なな 七筋を心利きたる鵜匠哉 1171
なに なに食はぬ和尚の顔や河豚汁 2259
何事ぞ手向し花に狂ふ蝶 33
何をつゝき鴉あつまる冬の畠 1331
なの 菜の花の隣もありて竹の垣 1781
菜の花の中に小川のうねりかな 49
菜の花の中に糞ひる飛脚哉 693
菜の花の中の小家や桃一木 2153
菜の花の中へ大きな入日かな 1131
菜の花の遥かに黄なり筑後川 1140
菜の花や城代二万五千石 1075
菜の花や門前の小僧経を読む 694
菜の花を通り抜ければ城下かな 695
名乗りくる小さき春の夜舟かな 789
なは 名は桜物の見事に散る事よ 150
なひ 靡けども芒を倒し能はざる 1739
なへ 鍋提げて若葉の谷へ下りけり 2428
なま 生臭き鮓を食ふや佐野の人 1192
海鼠哉よも一つにては候まじ 200
生海苔のこゝは品川東海寺 692
なむ 南無弓矢八幡殿に御慶かな 1440
なら 奈良漬に梅に其香をなつかしむ 1541
奈良七重菜の花つゞき五形咲く 761
奈良の春十二神将剥げ尽せり 620
なる 鳴子引くは只退窟で困る故 1290
なわ 縄簾裏をのぞけば木槿かな 80
縄暖簾くゞりて出れば柳哉 2322
なん 南窓に写真を焼くや赤蜻蛉 1726
南天に寸の重みや春の雪 2062
何となく寒いと我は思ふのみ 318
何となう死に来た世の惜まるゝ 40
なんのその南瓜の花も咲けばこそ 862
何の故に恐縮したる生海鼠哉 1534


  


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