夏目漱石俳句集 <五十音順> と


夏目漱石俳句集


<五十音順>






とう 搨置いて菊あるところどころかな 2236
同化して黄色にならう蜜柑畠 998
堂下潭あり潭裏影あり冬の月 1030
唐黍や兵を伏せたる気合あり 1249
唐黍を干すや谷間の一軒家 253
塔五重五階を残し霞けり 1060
唐人の飴売見えぬ柳かな 652
唐茄子と名にうたはれて歪みけり 867
唐茄子の蔓の長さよ隣から 1705
銅瓶に菊枯るゝ夜の寒哉 448
道服と吾妻コートの梅見哉 1602
豆腐焼く串にはらはら時雨哉 2305
堂守に菊乞ひ得たる小銭かな 2165
洞門に颯と舞ひ込む木の葉かな 121
到来の亥の子を見れば黄な粉なり 464
蟷螂のさりとては又推参な 963
蟷螂の何を以てか立腹す 1266
とお 遠く見る枯野の中の烟かな 1447
とか とかくして鶯藪に老いにけり 2095
とき 時くれば燕もやがて帰るなり 1709
屠牛場の屋根なき門や夏木立 2252
とく とく起て味噌する梅の隣かな 1564
疾く帰れ母一人ます菊の庵 109
とこ 床に達磨芭蕉涼しく吹かせけり 856
床の上に菊枯れながら明の春 1343
どこやらで我名よぶなり春の山 597
ところてんの叩かれてゐる清水かな 1951
とさ 土佐で見ば猶近からん秋の山 103
土佐坊の生擒れけり冬の月 314
とし 年々や凩吹て尖る山 1471
年忘れ腹は中々切りにくき 405
とそ 屠蘇なくて酔はざる春や覚束な 1797
とつ 嫁がぬを日に白粉や春惜む 2071
どつしりと尻を据えたる南瓜かな 1038
とて 土堤一里常盤木もなしに冬木立 388
土手枯れて左右に長き筧哉 1036
とな となりから月曇らする蚊やり哉 1378
隣より謡ふて来たり夏の月 1125
とひ 飛石に客すべる音す石蕗の花 1012
とふ とぶ蛍柳の枝で一休み 22
都府楼の瓦硯洗ふや春の水 622
とま 苫もりて夢こそ覚むれ荻の声 1419
泊り合す旅商人の寒がるよ 1461
とめ 留針や故郷の蝶余所の蝶 1148
とも ともし置いて室明き夜の長かな 2164
ともし寒く梅花書屋と題しけり 1852
灯火を挑げて鹿の夜は幾時 1977
燭し見るは白き菊なれば明らさま 2237
とよ 土用にして灸を据うべき頭痛あり 1224
とり 鳥籠を柳にかけて狭き庭 1360
鳥つゝいて半うつろのあけび哉 2190
取り留むる命も細き薄かな 2142
鶏鳴くや小村小村の秋の雨 217
鶏の尾を午頃吹くや春の風 2264
鳥一つ吹き返さるゝ枯野かな 1009
鳥も飛ばず二百十日の鳴子かな 1687
とろ 泥亀のながれ出でたり落し水 61
泥川に小児つどいて泳ぎけり 1117
とを 戸を開けて驚く雪の晨かな 1032
とん 頓首して新酒門内に許されず 1716


  


Copyright(C) まさじ (Masaji) 2009-

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