夏目漱石俳句集 <五十音順> ち


夏目漱石俳句集


<五十音順>





ちか 近けば庄屋殿なり霧のあさ 1810
力なや油なくなる冬籠 1050
力なや痩せたる吾に秋の粥 2166
ちき 乳兄弟名乗り合たる榾火哉 323
ちく 筑後路や丸い山吹く春の風 1143
ちさ 小き馬車に積み込まれけり稲の花 1380
ちと ちとやすめ張子の虎も春の雨 163
ちま 粽食ふ夜汽車や膳所の小商人 1193
ちや 茶の会に客の揃はぬ時雨哉 1775
茶の木二三本閑庭にちよと春日哉 2328
茶の花や黄檗山を出でゝ里余 2033
茶の花や白きが故に翁の像 130
茶の花や智識と見えて眉深し 1817
茶の花や長屋も持ちて浄土寺 1777
茶の花や読みさしてある楞伽経 1818
茶布巾の黄はさめ易き秋となる 1387
ちよ 蝶来りしほらしき名の江戸菊に 1404
蝶去つてまた蹲踞る小猫かな 2262
長短の風になびくや花芒 1915
提灯に雁落つらしも闇の畔 2016
提灯の根岸に帰る時雨かな 1315
提灯を冷やかに提げ芒かな 2258
長と張つて半と出でけり梅の宿 1619
蝶舐る朱硯の水澱みたり 724
蝶に思ふいつ振袖で嫁ぐべき 721
長松は蕎麦が好きなり煤払 348
勅額の霞みて松の間かな 2052
勅なれば紅梅咲て女かな 657
ちら ちらちらと陽炎立ちぬ猫の塚 2380
ちり 塵埃り晏子の御者の暑哉 292
塵も積れ払子ふらりと冬籠り 305
ちる 散るを急ぎ桜に着んと縫ふ小袖 1064
ちん 亭寂寞薊鬼百合なんど咲く 1035


  


Copyright(C) まさじ (Masaji) 2009-

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック