夏目漱石俳句集 <五十音順> そ


夏目漱石俳句集


<五十音順>





そう 草庵の垣にひまある黄菊かな 2020
草庵や蘆屋の釜に暮るゝ春 2424
僧帰る竹の裡こそ寒からめ 1354
僧か俗か庵を這入れば木瓜の花 1652
宗匠となりすましたる頭巾かな 784
雑炊や古き茶碗に冬籠 986
淙々と筧の音のすゞしさよ 843
僧俗の差し向ひたる火桶哉 1018
蔵沢の竹を得てより露の庵 2240
相伝の金創膏や梅の花 1542
僧堂で痩せたる我に秋暮れぬ 914
僧となつて鐘を撞いたら冴返る 2067
僧に対すうそ寒げなる払子の尾 959
僧に似たるが宿り合せぬ雪今宵 1481
僧のくれし此饅頭の丸きかな 2498
そき 素琴あり窓に横ふ梅の影 557
そく 俗俳や床屋の卓に奇なる梅 1620
そこ 底の石動いて見ゆる清水哉 1952
底見ゆる一枚岩や秋の水 989
其許は案山子に似たる和尚かな 1242
そし 祖師堂に昼の灯影や秋の雨 1900
そそ そゝのかす女の眉や春浅し 2064
そゞろ歩きもはなだの裾や春の宵 2336
漫寒の温泉も三度目や鹿の声 1985
そて 袖腕に威丈高なる暑かな 820
袖に手を入て反りたる袷かな 807
その 其愚には及ぶべからず木瓜の花 1653
其中に白木の宮や梅の花 675
其夜又朧なりけり須磨の巻 282
そは 蕎麦太きもてなし振や鹿の角 1987
そめ 染め直す古服もなし年の暮 1499
染物も柳も吹かれ春の風 2359
そら 徂来其角並んで住めり梅の花 1621
空狭き都に住むや神無月 1795
空に一片秋の雲行く見る一人 952
空に消ゆる鐸のひゞきや春の塔 2096
空に雲秋立つ台に上りけり 2279
そり 反橋に梅の花こそ畏しこけれ 152
そり橋の下より見ゆる蓮哉 2513
反橋の小さく見ゆる芙蓉哉 872
粗略ならぬ服紗さばきや梅の主 1560
それ 某は案山子にて候雀どの 1287
そん 村長の上座につくや床の梅 1551
村長の羽織短かき寒哉 978


  


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