夏目漱石俳句集 <五十音順> す


夏目漱石俳句集


<五十音順>





すい 水仙花蕉堅稿を照しけり 2450
水仙白く古道顔色を照らしけり 420
水仙に緞子は晴れの衾哉 387
水仙の花鼻かぜの枕元 1321
水仙の葉はつれなくも氷哉 473
水仙は屋根の上なり煤払 395
水仙や朝ぶろを出る妹が肌 2527
水仙や主人唐めく秦の姓 976
水仙や根岸に住んで薄氷 977
水仙や髯たくはへて売茶翁 1779
水仙や早稲田の師走三十日 2449
隧道の口に大なる氷柱かな 1485
水盤に雲呼ぶ石の影すゞし 2295
すう 雛僧の只風呂吹と答へけり 1457
すえ 据風呂に傘さしかけて春の雨 1135
居風呂に風ひく夜や冴返る 588
据風呂の中はしたなや柿の花 834
すき 杉垣に昼をこぼれて百日紅 2000
杉木立寺を蔵して時雨けり 2304
杉木立中に古りたり秋の寺 88
過ぎし秋を夢みよと打ち覚めよとうつ 2208
頭巾着たる猟師に逢ひぬ谷深み 1463
頭巾きてゆり落しけり竹の雪 434
すこ 双六や姉妹向ふ春の宵 691
すさ すさましや釣鐘撲つて飛ぶ霰 334
すし 鮓桶の乾かで臭し蝸牛 1191
筋違に四条の橋や春の川 2438
筋違に葱を切るなり都振 1524
筋違に芭蕉渡るや蝸牛 806
酢熟して三聖顰す桃の花 1082
すす 鱸魚肥えたり楼に登れば風が吹く 893
鱸釣つて舟を蘆間や秋の空 1970
涼しさの目に余りけり千松島 819
涼しさの闇を来るなり須磨の浦 818
涼しさや石握り見る掌 1708
すゞしさや裏は鉦うつ光琳寺 838
涼しさや大釣鐘を抱て居る 823
涼しさや蚊帳の中より和歌の浦 2266
涼しさや水干着たる白拍子 827
涼しさや奈良の大仏腹の中 847
涼しさや昼寐の夢に蝉の声 20
涼しさや門にかけたる橋斜め 839
涼しさや山を登れば岩谷寺 825
すゞなりの鈴ふきならす野分哉 2519
煤払承塵の槍を拭ひけり 350
雀来て障子にうごく花の影 16
雀巣くふ石の華表や春の風 1925
すゝめたる鮓を皆迄参りたり 1190
すて 捨てもあへぬ団扇参れと残暑哉 1247
すな 砂浜や心元なき冬構 447
砂山に薄許りの野分哉 1246
すへ すべりよさに頭出るなり紙衾 384
すみ 炭売の後をこゝまで参りけり 260
炭売の鷹括し来る城下哉 417
澄みかゝる清水や小き足の跡 1959
炭竈に葛這ひ上る枯れながら 416
墨の香や奈良の都の古梅園 1592
炭焼の斧振り上ぐる嵐哉 412
住吉の絵巻を写し了る春 1088
菫程な小さき人に生れたし 1098
炭を積む馬の脊に降る雪まだら 1487
すも 相撲取の屈託顔や午の雨 1390


  


Copyright(C) まさじ (Masaji) 2009-

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