夏目漱石俳句集

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zoom RSS 漱石の俳句歳時記

<<   作成日時 : 2010/10/31 08:19   >>

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漱石の俳句歳時記


漱石俳句に季語の写真を添えた歳時記です。

目 次


植物 1-100 | 植物 101-

季語をクリックすると移動します



1柳の芽 [春:植物] 柳芽を吹いて四条のはたごかな
2 [秋:植物] 垂れかゝる萩静かなり背戸の川
3芙蓉 [秋:植物] 白露や芙蓉したたる音すなり
4曼珠沙華 [秋:植物] 曼珠沙花あつけらかんと道の端
5熟柿 [秋:植物] 日あたりや熟柿の如き心地あり
6野菊 [秋:植物] 草刈の籃の中より野菊かな
7薄(芒) [秋:植物] 取り留むる命も細き薄かな
8柿紅葉[秋:植物] 柿紅葉せり纏はる蔦の青き哉
9蔦紅葉[秋:植物] 白滝や黒き岩間の蔦紅葉
10豆柿[秋:植物] 豆柿の小くとも数で勝つ気よな

11朝貌[秋:植物] 朝顔の今や咲くらん空の色
12紅葉散る[冬:植物] 紅葉ちる竹縁ぬれて五六枚
13石蕗の花[冬:植物] 飛石に客すべる音す石蕗の花
14山茶花[冬:植物] 山茶花の垣一重なり法華寺
15南天の実[冬:植物] 口切や南天の実の赤き頃
16枯蓮[冬:植物] 枯蓮を被むつて浮きし小鴨哉
17枯葉[冬:植物] ぱちぱちと枯葉焚くなり薬師堂
18福寿草[新年:植物] 光琳の屏風に咲くや福寿草
19水仙[冬:植物] 水仙白く古道顔色を照らしけり
20枯れ薄(芒)[冬:植物] 日に映ずほうけし薄枯ながら

21[春:植物] 梅の寺麓の人語聞こゆなり
22梅の花[春:植物] 梅の花不肖なれども梅の花
23梅が香[春:植物] 梅の香や茶畠つゞき爪上り
24白梅[春:植物] 不立文字白梅一木咲きにけり
25梅林[春:植物] 梅林や角巾黄なる売茶翁
26梅園[春:植物] 墨の香や奈良の都の古梅園
27梅屋敷[春:植物] 円遊の鼻ばかりなり梅屋敷
28梅見[春:植物] さらさらと衣を鳴らして梅見哉
29紅梅[春:植物] 京音の紅梅ありやと尋ねけり
30椿[春:植物] 落ちさまに虻を伏せたる椿哉

31落椿[春:植物] 藁打てば藁に落ちくる椿哉
32初桜[春:植物] 雛に似た夫婦もあらん初桜
33彼岸桜[春:植物] 尼寺や彼岸桜は散りやすき
34枝垂桜[春:植物] 紙雛つるして枝垂桜哉
35[春:植物] 来よといふに来らずやみし桜かな
36朝桜[春:植物] 朝桜誰ぞや絽鞘の落しざし
37[春:植物] 君帰らず何処の花を見にいたか
38花の影[春:植物] 花の影、女の影の朧かな
39山桜[春:植物] 足弱を馬に乗せたり山桜
40八重桜[春:植物] 奈古寺や七重山吹八重桜

41落花[春:植物] 花落チテ砕ケシ影ト流レケリ
42花吹雪[春:植物] 世を忍ぶ男姿や花吹雪
43花散る[春:植物] 冠に花散り来る羯鼓哉
44辛夷[春:植物] 祥瑞を持てこさせ縁に辛夷哉
45連翹[春:植物] 連翹の奥や碁を打つ石の音
46海棠[春:植物] 海棠の露をふるふや物狂ひ
47つつじ[春:植物] つゝじ咲く岩めり込んで笑ひ声
48木蓮[春:植物] 木蓮の花許りなる空を瞻る
49藤の花[春:植物] 藤の花に古き四尺の風が吹く
50山吹[春:植物] 山吹の淋しくも家の一つかな

51桃の花[春:植物] 寺町や垣の隙より桃の花
52梨の花[春:植物] 待つ宵の夢ともならず梨の花
53[春:植物] 鳥籠を柳にかけて狭き庭
54門柳[春:植物] 門柳五本並んで枝垂れけり
55木瓜の花[春:植物] 木瓜咲くや漱石拙を守るべく
56菜の花[春:植物] 菜の花の中へ大きな入日かな
57菜畑[春:植物] 海見えて行けども行けども菜畑哉
58[春:植物] 菫程な小さき人に生れたし
59蒲公英[春:植物] 犬去つてむつくと起る蒲公英が
60土筆[春:植物] 土筆物言はずすんすんとのびたり

61薔薇[夏:植物] 薔薇ちるや天似孫の詩見厭たり
62牡丹[夏:植物] 牡丹剪つて一草亭を待つ日哉
63百日紅[夏:植物] 杉垣に昼をこぼれて百日紅
64凌霄[夏:植物] のうぜんの花を数へて幾日影
65柿の花[夏:植物] 据風呂の中はしたなや柿の花
66青梅[夏:植物] 青梅や空しき籠に雨の糸
67夏木立[夏:植物] 屠牛場の屋根なき門や夏木立
68若葉[夏:植物] 若葉して手のひらほどの山の寺
69木下闇[夏:植物] 音もせで水流れけり木下闇
70桐の花[夏:植物] 虚無僧に犬吠えかゝる桐の花

71棕櫚の花[夏:植物] 世はいづれ棕櫚の花さへ穂に出でつ
72若竹[夏:植物] 若竹や名も知らぬ人の墓の傍
73杜若(かきつばた)[夏:植物] 折り添て文にも書かず杜若
74罌粟(けし)の花[夏:植物] 八重にして芥子の赤きぞ恨みなる
75虞美人草[夏:植物] 垣老て虞美人草のあらはなる
76撫子(なでしこ)[夏:植物] 撫子に病閑あつて水くれぬ
77鬼百合[夏:植物] 亭寂寞薊鬼百合なんど咲く
78[夏:植物] 月斜め筍竹にならんとす
79蕗(ふき)[夏:植物] 蝸牛や五月をわたるふきの茎
80茄子 [夏:植物] 洪水のあとに色なき茄子かな

81[夏:植物] 明くる夜や蓮を放れて二三尺
82蓮池[夏:植物] 看経の下は蓮池の戦かな
83麦畑[夏:植物] 草山や南をけづり麦畑
84夏草[夏:植物] 夏草の下を流るゝ清水かな
85わすれ草(萱草)[夏:植物] 生れ代るも物憂からましわすれ草
86木槿(むくげ)[秋:植物] 縄簾裏をのぞけば木槿かな
87[秋:植物] 堅き梨に鈍き刃物を添てけり
88[秋:植物] 柿一つ枝に残りて烏哉
89渋柿[秋:植物] 渋柿も熟れて王維の詩集哉
90[秋:植物] 絵所を栗焼く人に尋ねけり

91無花果(いちじく)[秋:植物] 無花果や竿に草紙を縁の先
92紅葉[秋:植物] 山の雨案内の恨む紅葉かな
93あけび[秋:植物] 鳥つゝいて半うつろのあけび哉
94芭蕉[秋:植物] 芭蕉ならん思ひがけなく戸を打つば
95破れ芭蕉[秋:植物] 芭蕉破れて塀破れて旗翩々たり
96蘭の花[秋:植物] 菅公に梅さかざれば蘭の花
97鶏頭[秋:植物] 寺借りて二十日になりぬ鶏頭花
98[秋:植物] 有る程の菊抛げ入れよ棺の中
99白菊[秋:植物] 白菊にしばし逡巡らふ鋏かな
100黄菊[秋:植物] 草庵の垣にひまある黄菊かな



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Copyright(C) まさじ (Masaji) 2009-

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