夏目漱石俳句集

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zoom RSS 夏目漱石俳句集 <制作年順> 明治37年〜明治39年 (1851〜1909)

<<   作成日時 : 2009/12/01 13:28   >>

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夏目漱石俳句集


<制作年順>





明治37年(1904年)

1851 人の上春を写すや絵そら言
1852 ともし寒く梅花書屋と題しけり
1853 鳩鳴いて烟の如き春に入る
1854 杳として桃花に入るや水の色
1855 雨ともならず唯凩の吹き募る
1856 見るからに涼しき島に住むからに
1857 骸骨を叩いて見たる菫かな
1858 罪もうれし二人にかゝる朧月
1859 小夜時雨眠るなかれと鐘を撞く
1860 伏す萩の風情にそれと覚りてよ

1861 白菊にしばし逡巡らふ鋏かな
1862 女郎花を男郎花とや思ひけん
1863 人形の独りと動く日永かな
1864 世を忍ぶ男姿や花吹雪
1865 野に下れば白髯を吹く風涼し
1866 夏の月眉を照して道遠し
1867 十銭で名画を得たり時鳥
1868 秋立や断りもなくかやの内
1869 ばつさりと後架の上の一葉かな
1870 秋風のしきりに吹くや古榎

1871 名月や杉に更けたる東大寺

明治38年(1905年)

1872 朝貌の葉影に猫の眼玉かな
1873 蓮の葉に蜘蛛下りけり香を焚く
1874 初時雨故人の像を拝しけり
1875 うそ寒み故人の像を拝しけり
1876 白菊の一本折れて庵淋し
1877 只寒し封を開けば影法師
1878 一人住んで聞けば雁なき渡る

明治39年(1906年)

1879 寄りそへばねむりておはす春の雨
1880 本来はちるべき芥子にまがきせり

1881 短冊に元禄の句や京の春
1882 春風や惟然が耳に馬の鈴
1883 馬子唄や白髪も染めで暮るゝ春
1884 花の頃を越えてかしこし馬に嫁
1885 海棠の露をふるふや物狂ひ
1886 花の影、女の影の朧かな
1887 正一位、女に化けて朧月
1888 春の星を落して夜半のかざしかな
1889 春の夜の雲に濡らすや洗ひ髪
1890 春や今宵歌つかまつる御姿

1891 海棠の精が出てくる月夜かな
1892 うた折々月下の春ををちこちす
1893 思ひ切つて更け行く春の独りかな
1894 海棠の露をふるふや朝烏
1895 花の影女の影を重ねけり
1896 御曹司女に化けて朧月
1897 木蓮の花許りなる空を瞻る
1898 春風にそら解け襦子の銘は何
1899 釣鐘のうなる許りに野分かな
1900 祖師堂に昼の灯影や秋の雨

1901 かき殻を屋根にわびしや秋の雨
1902 青楼や欄のひまより春の海
1903 渡殿の白木めでたし秋の雨
1904 春雨や爪革濡るゝ湯屋迄
1905 暮れなんとしてほのかに蓼の花を踏む
1906 乱菊や土塀の窓の古簀垂
1907 冬籠り染井の墓地を控へけり
1908 鰒汁と知らで薦めし寐覚かな
1909 春を待つ下宿の人や書一巻



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