夏目漱石俳句集

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zoom RSS 夏目漱石俳句集 <制作年順> 明治43年-2 (2201〜2260)

<<   作成日時 : 2009/12/01 22:06   >>

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夏目漱石俳句集


<制作年順>





明治43年(1910年)

2201 就中竹緑也秋の村
2202 数ふべく大きな芋の葉なりけり
2203 新らしき命に秋の古きかな
2204 逝く人に留まる人に来る雁
2205 鶏頭に後れず或夜月の雁
2206 釣台に野菊も見えぬ桐油哉
2207 思ひけり既に幾夜の蟋蟀
2208 過ぎし秋を夢みよと打ち覚めよとうつ
2209 朝寒も夜寒も人の情かな
2210 顧みる我面影やすでに秋

2211 暁や夢のこなたに淡き月
2212 ぶら下る蜘蛛の糸こそ冷やかに
2213 嬉しく思ふ蹴鞠の如き菊の影
2214 肩に来て人懐かしや赤蜻蛉
2215 渋柿も熟れて王維の詩集哉
2216 つくづくと行燈の夜の長さかな
2217 小行燈夜半の秋こそ古めけり
2218 一叢の薄に風の強き哉
2219 雨多き今年と案山子聞くからに
2220 柿一つ枝に残りて烏哉

2221 君が琴塵を払へば鳴る秋か
2222 たゞ一羽来る夜ありけり月の雁
2223 明けの菊色未だしき枕元
2224 日盛りやしばらく菊を縁のうち
2225 縁に上す君が遺愛の白き菊
2226 井戸の水汲む白菊の晨哉
2227 蔓で堤げる目黒の菊を小鉢哉
2228 いたつきも怠る宵や秋の雨
2229 形ばかりの浴す菊の二日哉
2230 三日の菊雨と変るや昨夕より

2231 白菊と黄菊と咲いて日本かな
2232 菊の香や幾鉢置いて南縁
2233 生垣の隙より菊の渋谷かな
2234 暖簾に芸人の名を茶屋の菊
2235 青山に移りていつか菊の主
2236 搨置いて菊あるところどころかな
2237 燭し見るは白き菊なれば明らさま
2238 菊の雨われに閑ある病哉
2239 菊の色縁に未し此晨
2240 蔵沢の竹を得てより露の庵

2241 柩には菊抛げ入れよ有らん程
2242 有る程の菊抛げ入れよ棺の中
2243 ひたすらに石を除くれば春の水
2244 病んで夢む天の川より出水かな
2245 風に聞け何れか先に散る木の葉
2246 萩に置く露の重きに病む身かな
2247 冷やかな脈を護りぬ夜明方
2248 露けさの里にて静かなる病
2249 迎火を焚いて誰待つ絽の羽織
2250 朝寒や生きたる骨を動かさず

2251 無花果や竿に草紙を縁の先
2252 屠牛場の屋根なき門や夏木立
2253 勾欄の擬宝珠に一つ蜻蛉哉
2254 冷かな文箱差出す蒔絵かな
2255 冷かな足と思ひぬ病んでより
2256 冷ややかに觸れても見たる擬宝珠哉
2257 冷やかに抱いて琴の古きかな
2258 提灯を冷やかに提げ芒かな
2259 なに食はぬ和尚の顔や河豚汁
2260 浦の男に浅瀬問ひ居る朧哉



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